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ブログ archive March, 2013

ひとつひとつ

設計というお仕事をしていると

結果という物が形(建築物)となって現れます

その形(建築物)に対して人の見解は様々です

その中でも形を構成する上でディテールと

呼ばれる部分はとても重要だと感じています

ちょっとした部分ですがディテールが疎かになると

形(建築物)にも影響を与えてしまします

例えば…

上の写真は2つの窓が間を空けて配置されているのですが

間の距離が狭い為、2つの別々の窓でも一体感を持たせ

1つの窓に見せようと考え間にアルミの板を入れた状態です

このようにすることで本来であれば窓の間に異素材の

外壁のサイディングが入り窓と窓が完全に独立していたのですが

アルミ板で一体化を図ることでよりすっきりとした印象を

与えたかったのです

続いては…

これは一見、焦点が火災報知機に向いてるように見えますが(汗)

見たいところは内部建具ドアの枠の厚みです

一般的にドア枠厚みは約20?~30?主流でしょうが写真は7?です

薄い分、枠が主張せずすっきりとした印象を与えてくれます

もちろん薄い分デメリットも考えられます

例に挙げたように一見細かいと感じられるような箇所ほど

設計者さんの知識や職人さんの技術が盛り込まれています

何が良いか悪いかは人の見解ですが、

形(建築物)となる物には

様々な要素が集まって形成されているんですね